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菅家さん、ついに釈放 逮捕から17年ぶり「足利事件」 2009.06.04

平成2年の足利事件で殺人罪などに問われ、無期懲役が確定した元幼稚園バス運転手、菅家利和さん(62)について、東京高検が4日、菅家さんのDNA型と女児の下着に付着した体液が一致しないとする再審請求即時抗告審での再鑑定結果を認め、釈放することを決定したことを受け、菅家さんは同日午後、千葉刑務所から釈放された。関係者によると、再審開始決定前の受刑者に検察当局が釈放を認めた前例はないとみられる。

 足利事件は平成2年5月、同市のパチンコ店駐車場で女児が行方不明となり、近くの河川敷で遺体が見つかった。県警は3年12月、店の客だった菅家受刑者を逮捕した。

 菅家受刑者は一審途中から無罪を主張。物証が乏しく、自白やDNA鑑定の信用性が争点となった。最高裁は12年、DNA鑑定の証拠能力を認め、無期懲役が確定していた。

ありえない!こんなことがまかり通って良いのか!


経緯

1990年5月12日
父親が足利市内のパチンコ店でパチンコに熱中している間に、同店駐車場から女児(4歳)が行方不明になる。
5月13日
女児の遺体を、渡良瀬川の河川敷で発見。
1991年12月2日
同市内に住む運転手の菅谷さん(当時45歳)を、猥褻目的誘拐と殺人の容疑で逮捕。
逮捕の決め手は、「女児の下着に付着していた体液のDNA型と、SのDNA型が一致した」こと。
栃木県警察本部は、総勢180人余の捜査本部を設置し、捜査をしていた。

Sは、警察や検察の取り調べ時に犯行を自白した。しかし、第一審の途中から否認に転じ、無罪を主張した。

当時、DNA鑑定は警察庁科学警察研究所に導入されたばかりであり、弁護側は「信頼性に疑問がある」としていた。しかし、最高裁は2000年7月17日に「DNA型鑑定の証拠能力を認める」初判断を示し、第一審の無期懲役判決が確定。菅谷さんは千葉刑務所に服役した。

2008年1月
日本テレビが、ニュース特集で足利事件の問題点を報道。自供の矛盾点やDNA鑑定の問題点などを指摘し、DNA再鑑定の必要性を訴えた。その後も継続して放送を行う。
記者は、「桶川ストーカー殺人事件」などを取材した清水潔。
10月
東京高裁は、DNA再鑑定を行うことを決定(逮捕から17年目に当たる)。
2009年2月
検察側と弁護側の両者が推薦した弁護人2名が、DNA再鑑定を開始。
5月
再鑑定の結果、菅谷さんのDNA型と女児の下着に付着した体液の型が一致しなかった。
真犯人のDNA型が判明したが、従来に言われていた型ではなかった。
事件は時効が成立。
6月
菅谷さんを釈放。記者会見でSは「検察と栃木県警に謝罪してほしい」と涙ながらに語った。
栃木県警元幹部は事件の捜査について妥当だったと語り、さらに足利事件を思い出したくないと語った。

よくやった日本テレビ!!報道はこうあるべきだ!





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